「こんな小さな欠陥で相談していいの?」「施工業者に相談したけど、取り合ってもらえない、、」

こんなお悩みをたくさんの方が
抱えていらっしゃいます。
私たちだからこそ、
お力添え出来ることがあります。

欠陥住宅とは?

欠陥住宅とは、その住宅の品質・性能に
不完全・不十分なところがあることです。

欠陥住宅は、大きく分けると2つの場合があります。

第1に、当事者間で契約(合意)していた品質・性能が備わっていない場合。

契約書や設計図書等に記載されていれば合意していたことになりますが、口頭で合意することもあります。
合意した品質・性能が欠けていれば、契約違反で欠陥とみなされます。

第2に、通常の住宅ならば、当然に有するべき品質・性能が備わっていない場合。

例えば、「雨漏りがしないこと」といった性能は、わざわざ合意しなくても、当然に住宅に求められる性能ですので、
雨漏りするような家は欠陥住宅です。建築基準法等の法令に違反していたり、メーカー仕様書に違反しているようなときも、欠陥住宅とみなされます。

快適で安全な生活をするために、
下記のような品質・性能を備えている必要があります。

構造の安全性

建物の地盤や基礎、骨組や躯体が地震や台風などに耐えられるか。

耐火の安全性

燃えにくい材料を使用するなど、万一の火災時に、
①家が急激に燃え落ちることを防ぎ、避難時間を確保できるか、
②隣家との間で延焼を生じにくいか。

使用上の安全性

階段の手摺りなど、平常時の安全性を備えているか。
火災報知器や避難設備など、非常時の安全性を備えているか。

環境衛生性能

通風・換気・採光・防音性など、環境衛生面の品質を備えているか。

対候性能・耐久性

雨水の浸入や結露を防げるか。寒暖差や気候条件に耐えて容易に腐朽しないか。

機能性・快適性

部屋の配置や動線計画、住宅設備など、建物内外の空間が、
機能的で快適な居住に適した品質を満たしているか。

美匠性

建物の内外装が美しく仕上げられているか。

欠陥の種類

欠陥の具体例として、下記についてよくご相談があります。
皆様の家にもこんな欠陥はないでしょうか?

内装(壁)のひび割れ

建物内部の壁紙やタイルなどの仕上げにひび割れが生じた場合、主に2種類の原因が考えられます。
①壁紙やタイルの材料又は施工に問題がある場合
②建物の構造自体に問題があり、地盤沈下や強度不足による揺れ等が原因である場合

いずれの原因によるかは、専門家に調べてもらう必要があります。

建具の不具合

扉や窓などの建具の不具合により、「スムーズに開閉できない」「鍵をかけられない」などの場合、主に3種類の原因が考えられます。
①建具自体が不良品である場合
②取り付け施工に問題がある場合
③建物構造自体に問題があり、地盤沈下等による場合

構造安全性に関わる事態もあるため、専門家に原因を調べてもらう必要があります。

雨漏り

雨漏りは、屋根・壁(特に窓の周囲)・バルコニーなど、
様々な発生箇所が考えられ、原因としては、屋根・壁の施工不良のみならず下地の施工不良も疑われます。
雨漏りが怖いのは、
①施工不良が1箇所にとどまらず、ほかにも同じ不良が疑われること、
②知らないうちに壁や天井内で発生する場合があること、
③放置すると建材を腐朽させ白アリ被害を招く危険があることです。

補修しても雨漏りを繰り返す場合は注意が必要です。

コンクリートのひび割れ

壁や基礎のコンクリートのひび割れは要注意です。
ひび割れを放置すると、漏水の原因になるほか、内部の鉄筋をサビさせて、
建物の耐久性を低下させる危険があります。
主に3種類の原因が考えられます。
①コンクリートの品質不良がある場合
②配筋等の施工不良がある場合
③基礎や構造の欠陥がある場合

床・柱の傾斜

床面や柱・壁に傾斜が見られる場合、主に2種類の原因が考えられます。
①仕上の施工不良の場合
②地盤沈下により建物が傾斜している場合

いずれかによって対処法が大きく変わりますので、原因の見極めが大切です。

解決事例の紹介