静岡からのご挨拶 |
弁護士 山本正幸(静岡) |
次回大会の開催地に内定しております静岡よりご挨拶申し上げます。 ご存知のとおり、静岡県は東海地震の震源地とされており、地震発生の際には多くの地域で震度6弱から震度7の揺れとなることが想定されています。そのため、静岡県民の防災意識は高く、住宅の安全性に関する関心も特に高い地域といえます。 また、最近では、県内においても、補強金具などの悪質リフォーム業者の被害が報告されております。 にもかかわらず、静岡県内において、弁護士による欠陥住宅被害等に対応する組織的かつ継続的な活動は、これまで行われてきませんでした。そのため、静 岡では現在も、欠陥住宅被害の遭った場合の相談や依頼のためには弁護士会の一般法律相談等を利用する程度しか方法はなく、また弁護士同士が定期的にノウハ ウを交換し訴訟技術を高め合うような機会も殆どないような状況にあります。 むしろ、静岡では先進的な一級建築士の方々が早くから「欠陥住宅をなくす会静岡会」(昨年NPO法人認可、会員の一部が東海ネット所属)を結成し、質の高い活動を行っており、多くの弁護士が同会の会員の支援を受けて法廷活動を行ってきております。 この様な状況の下、弁護士の間でも、漸く欠陥住宅被害等の救済のための相談・受任窓口の組織作りが始まりつつあります。 次回大会までに静岡でどの程度の組織作り・活動ができるかは判りませんが、次回大会が、静岡の欠陥住宅問題対策に新風を吹き込んで下さることを期待しております。 静岡は現在このように黎明期ともいえるような状況です。大会では至らぬ点が多くあろうかとは存じますが、できる限りの準備はさせて頂くつもりですので、よろしくお願いいたします。 |
◆その他 ○静岡からのご挨拶 山本正幸(静岡・弁護士)
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