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消費者のための家づくり約款の出版と反響 河合敏男(東京・弁護士)

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河合 敏男(東京・弁護士)

前回の小倉大会のときにご紹介しました 「消費者のための家づくりモデル約款の解説」 (日弁連版建築請負約款) は、 大変反響が大きいようです。 新聞や建築雑誌等でも紹介され、 消費者のみならず建築士や施工業者からの問い合わせも多い状況が続いており、 日弁連の扱う冊子としてはベストセラーとなっておりました。
この冊子は、 これまで日弁連に直接問い合わせてきた方に対してだけ、 個別に販売するという形をとってまいりました。 しかし、 広く消費者に普及するためには、 一般の書店にも並ぶ形で書籍にして販売した方がよかろうということになり、 この度、 民事法研究会から書籍の形で出版する運びとなりました。 新しい書籍は、 第1部として 「建築請負契約の基礎知識」 という項目を新設し、 ①本約款の特色、 ②建築請負契約における基本的注意事項、 ③設計・施工・監理の区別、 ④この本の使い方、 といった内容を加えて、 消費者が建築請負契約を締結する場合の最低限の知識を解説してあります。
建築基準法の改正、 品確法の制定、 建築士の行政処分の強化、 裁判所の建築専門部の創設など、 社会情勢は消費者保護の方向で大きく変わりつつあります。 これまで業者サイドの約款しかなかった中において、 「家づくり約款」 は正に時宜を得た書籍というべきでしょう。 今後、 ネット会員の方々を通じて一人でも多くの方に使って頂けるよう、 皆様のご協力をお願い致します。

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