トップ > 欠陥住宅に関する情報 > ふぉあ・すまいる > 秋田県木住訴訟の和解について 県木住訴訟の和解について 糸賀長子(千葉・一般
糸賀 長子(千葉・一般) |
提訴して3年7ヶ月を得て裁判所の鑑定額の8割で和解。 私はこの和解の元となった鑑定が不満であった。 鑑定は建築学会が推薦した鑑定人が行った。 建物の鑑定は秋田県の指名業者の大成建設関係者が大半を占めた。 裁判所は鑑定人頭の小林理市氏は海洋科学研究所の常務理事で以前の職歴が不明のまま決定。 私達は鑑定人は業者は避けるべきと主張したが、 裁判所は最高裁が推薦した鑑定人で中立公正には欠けないとした。 鑑定人は皆が未経験で小林氏は海洋科学の地盤が専門、 元大成建設社員だった事も後日判明した。 鑑定には補助者に大工や学生を大勢連れ、 小林氏は建物の中に入ろうとせず大工に見させ、 大工が簡単に直る簡易補強方法を伝授。 見かねた原告が 「小林さんは見ないのか?」 と聞くと 「部下に任せているから」 と云った。 私宅の鑑定では私物の質問をされ不愉快だった。 更に重大なのは、 原告17戸の共通被害が基礎の底盤の厚さ不足で、 鑑定の日、 鑑定の補助者の協力で基礎底盤の一部をハツッタが、 「ハツルな!」 とハツルことを止めさせ 「そんなもの見ない」 と鑑定を拒んだ。 「裁判所が新たな瑕疵も鑑定するようにと言った」 と告げると、 しぶしぶ応じた。 それらの言動でも、 小林氏は中立公正ではない。 鑑定結果の鑑定書は事実の反する記述や、 鑑定の補修工法も鑑定結果の資料を無視した所が多数あった。 鑑定で、 基礎の設計ミスとしても、 補修費が高額になると、 継ぎ足し基礎の補修工法。 通柱が細く管柱でも環境を配慮しゴミの排出を防ぐ。 立替でなく交換。 11万円で交換できると驚くべき鑑定をした。 本来は鑑定人尋問を行うのが重要だった。 しかし、 被害が尋常でなく崩壊による人命の危機が迫っていた。 鑑定人尋問を行うと関係者が多く長期化すると。 裁判所は原告、 被告双方の意見を退き和解勧告した。 私の家は和解金額では基礎も直せない。 支援委員会が発足して住宅訴訟も迅速になると期待したが実態は酷い。 新潟でも小林氏が鑑定人になり予備調査で私と同様の事を行ったという。 建築学会所属の新潟大学工学部教授は 「小林氏は木造建築については素人、 支援会議は名ばかりでひまな人間の仕事さがしの場、 手を挙げた者が鑑定人となっているのが現状だ。」 と云う。 鑑定人として、 能力も知識も人格もない鑑定人は、 即刻排除する事を切に望みます。 以上
秋住原告団が全国ネットに50万円を寄付 秋田県木住和解原告団から、 欠陥住宅被害全国連絡協議会へ、 今後の欠陥住宅被害の防止と早期解決の期待を込めて、 50 万円の寄付を頂きました。 同協議会では感謝の意を込めて、 第 13 回大会に参加・報告して下さった糸賀長子さんに、 原告団の皆様にあてに感謝状を贈呈いたしました。
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